つぶつぶろぐ

我が家の玄関先には小さいプランターがひとつ置いてあります。
といっても、枯れてしまった枝豆の苗を片づけそびれてほったらかしてあるだけなので、土と枯れた葉っぱしか入っていません。

つい先日のことです。
チビを送っていった帰りに玄関から入ろうとすると、プランターの中に見慣れないものがあったような気がしました。じっくり見たわけではなかったので、そのときは木の枝かな？と思いました。玄関の中にはチビの拾ってきた木の棒がいっぱいあります。「でもなんでプランターに入ってるんだろう？」

しばらくたって、お迎えに行く時にもうちょっとよく見てみました。ところが、どう見ても木の棒には見えません。もっとやわらかそうに見えました。ちょうど土と同じような色あいですし、我が家は集合住宅の２階のどん詰まりで人通りもありませんし、周りには木も草もありません。ということは、「プランターの土から出てきた？⇒ナメクジ？⇒にしては、大きすぎるし乾いてそうに見える…」
しかし、どう考えてもその物体が何なのか思い当たるものがないのです。

そこでお迎えから帰ってきてから改めてじっくり観察してみました。すると、なんだかどこかで見たことのあるような物の気がします。でも何だか思い出せません。思い切って割り箸でつついてみました。なんだか張りのある感触です。一方がすぼまっていて、反対側はちぎれたようになっています。太さも長さもちょうど指くらいで、２本あります。
これは間違いなく知っているものだ、という自覚はあるのですが、そんなものがあるはずがないという常識が邪魔をするのか、納得のいく答えがでないのです。

５分もつつきまわしたでしょうか。ようやくある結論にたどりつきました。
と言うより、その結論を自分に納得させるのに５分かかったと言ったほうが正確かもしれません。

だって、
玄関先のプランターの中にウィンナーが２本入っているシチュエーション
って、ふつう思いつかないでしょう？

一旦、「これはウィンナーだ」と思ったら、不思議なことにその謎の物体はウィンナーにしか見えなくなりました。

で、なんでそこにウィンナーがあったか、といえば、犯人は奴らしかありえません。そう、昨年ベランダで散々セミを食い散らかしていった、カラスに違いありません。
そして、つい今朝のことです。早朝に旦那さんが出かけたときには何もなかったのに、3時間後に家を出ようとすると、プランターの土がほじくり返されていて、玄関先が土だらけになっているではありませんか！！

カラスがどこかから持ってきたウィンナーを我が家のプランターの中に隠して、今朝取りにきたというのが真相のようです。
カラスって賢い。っていうか超人騒がせな。っていうか、プランターをとっとと片づけろって話ですね。
片づけます。ハイ。

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